デスタクに使われてるカードと個人的な好みを〇△✕で(メインボード、サイドボード編1)

初投稿。タイトル通り。

【メインボード確定枠 クリーチャー編】

・ルーンの母:〇

デスタクの勝率に直結するカード。これが開幕ターンで機能できるかどうか、また機能するマッチアップかどうかで明確に勝率が変わる。特にトップメタに生物デッキがいる時は猶更。コンボ相手は元々相性がそれなりに良いので、この1種4枚に依存することが少なくなり、デッキの有効牌が多分に含まれるので、その辺りは心配するべきではないように思う。

 

・スレイベンの守護者、サリア:〇

デッキの核。今の環境ではあまり戦闘面で全幅の信頼を寄せることは出来ないが、それでも重要なクロックの一つであることに変わりはない。カラカスでの疑似除去耐性なども相まって、なかなか器用に動ける。

 

・石鍛冶の神秘家:△

個人的にはデス&タックス(以下デスタク)には嚙み合っていないように思いつつ複数年使い続けているカード。サーチ&踏み倒し、薬瓶との相性は確かに良いが、あくまでデスタクは、「相手に何もさせない」ことを主目的とすべきだと思っており、マナは【不毛の大地】【リシャーダの港】に費やすべきであり、起動にマナコストを要するこのカードはむしろ相性が悪いように思う。自身のマナコスト、起動能力のマナコストが低いことは評価できるが、今後よりデッキに合ったカードが登場すれば、いずれお役御免になるかも?(僕自身の願望が多分に含まれております)

 

・ちらつき鬼火:〇

幅広いパーマネントをブリンクする。自身のクリーチャーのCip能力の使いまわし、除去回避、変身解除etc…。かつ【セラの報復者】がリストラ傾向にある昨今においては貴重な飛行クロックであるため、今後はどれだけこれを上手く長く使えるかが、ビートダウン同士での戦いでは重要になると思う。

 

・スカイクレイブの亡霊:〇時々△

これまでのこの手の除去生物は入っては抜けを繰り返してきたが、いよいよ定着の時を見たかもしれない。対応幅があまりにも豊富かつ、追放したパーマネントが戻ってこず、昨今【払拭の光】などで見られる「ちらつき鬼火インチキ防止テキスト」ですらないという至れり尽くせりなカード。ただし、除去カードそのものが環境やマッチアップによって最強になるかただの熊になるか大きく変わってしまうので、過信は出来ない。それでも僕なら4枚積みそうです。

 

・迷宮の霊魂:有効性は〇使い勝手は△

昨今採用率が上がっているカード。かねてからドロースペルの多い環境故、「ハマると強い」という印象だったが、環境に緑が増え、【森の知恵】の採用率が上がったことを背景に、採用率を高めたカードである。ただ、【森の知恵】自体の能力が任意の誘発型能力かつ能力解決時に引くか否かを選ぶため、誘発スタック薬瓶で迷宮の霊魂を出しても、ハンデスorバーンが出来るわけではないため、過信出来る代物ではない。また、戦闘面でも頭でっかちが災いし、クロックとしての信頼度も低い。また、「何故か」エンチャントであるため、2戦目以降の置物対策に軒並み引っかかる点もマイナス。3枚以上の採用はよほど環境に合っていると感じない限り、控えたいカード。

 

・護衛募集員:〇寄り

事実上生物何でもサーチ。状況に応じてクリーチャーの有用性が大きく変わるデスタクにはよく嚙みあっているカードだと言える。また、デスタクには特異なものを除き、ドロースペルは無いに等しいので、デッキの安定性を高めてくれるという意味でも非常に良いカードである。登場時から2枚採用が多くみられる。個人の好みとしては、サーチを入れるくらいなら絶対枚数を増やすという考えが強いので、あまり採用はしたくないと思っていたりする。このカードで一番評価の高い点は、「シングルシンボルの3マナカード」であること。

 

・聖域の僧院長:△から✕

デッキへの造詣が問われるカード。このカード自体が重いので、コンボデッキ相手には間に合わないケースが多い。1枚入りのレシピをよく見かけるが、何を意識してのことなのだろうか?思い当たる節としては、指定コスト(1)における盤面の固定化だろうか。【スカイクレイブの亡霊】採用や、【戦慄衆の秘儀術師】の採用率の高さを見るに、有効な手段に思える。【王冠泥棒、オーコ】含め、3マナPWやスペルに偏重した【一日のやり直し】や【最後の審判】を見越した指定コスト(3)も有効。ただし、後者は間に合う気がしない。使い方によっては役割の被るカードが多いので、いずれ考察予定。

 

【メインボード確定枠 スペル編】

 

・剣を鍬に:〇

相手にライフを与える点は線の細いビートダウンには噛み合わないが、これ以上強いカードが無いため、4枚採用。前述の意味では【流刑への道】使えと言われそうだが、こちらはデッキコンセプトから大きく逸脱するためもっと採用できない。

 

・霊気の薬瓶:◎

これが無いとデッキとして成立しない。一時期これをサイドアウトするサイドプランも検討したが、ことごとく敗北したので、今は何が来ようといじることはなくなった。カウンターはよく乗せ忘れる。基本的にはカウンター(3)で運用すべきカード。

 

・装備品三種:〇

【石鍛冶の神秘家】とセットで採用されることでお馴染みの【梅澤の十手】【火と氷の剣】【殴打頭蓋】の三種。たまに【饗宴と飢餓の剣】【光の影の剣】【万力鎖】など。装備品自体がやはりデスタクと噛み合わない部分が多いので、経験値が大きく出るカード群。また、デスタクの生物群はどれも場持ちが悪いので、装備先を失うことが多々発生する。【真の名の宿敵】がほぼ採用されなくなってきているので、【火と氷の剣】が昔ほど必須度も落ちてきているように思えるが、それでも【稲妻】【氷牙のコアトル】【自然の怒りのタイタン、ウーロ】【秘密を掘り下げるもの】【若き紅蓮術士】と有効なカードは枚挙に暇がないので、抜くわけにも行かないというジレンマも抱えていたり。装備品に関しても、いずれ考察予定。

 

【サイドボード編】

好みが大きく出るところなので、採用率の高いものをピックアップ。

 

・大変動:✕

PWを使うデッキが増えたことで、採用率、枚数共に増えたカード。これを採用する場合は、【トロウケアの敷石】がセットとなる。僕はこのカードが「嫌い」です。まず、(白白2)が出ません。デスタクは白単ではありますが、まず白マナ2つ出すところもそれなりに苦労します。度々出ない上、【不毛の大地】で自ら土地枚数を削減してしまうため、色はおろか3マナにすら届かないことがあります。また、不利な状況をひっくり返すカードのように使ったとしても、これを使う頃には相手の盤面が完成しており、このカードのケアに打消しや生物を温存されるか、こちらの盤面が未完成で打った上で、より不利になる可能性も孕んでいるので、非常に使い勝手の悪いカードな印象が強いです。そのため、有利をより有利にするダメ押しカードであるという印象が強く、サイドボードとしては、有効ではないというのが僕の見解、好みです。

 

・議会の採決:△

【大変動】でも書きましたが、まず白白が出ないです。ただし、こちらは3マナなので、まだ出せる可能性は高いです。以前は、【真の名の宿敵】に対する明確な回答ではありましたが、現在は各種PWや、追放除去であることから【自然の怒りのタイタン、ウーロ】の使いまわし防止にも一役買います。【スカイクレイブの亡霊】と概ね役割が同じなため、5枚目以降の【スカイクレイブの亡霊】枠としてサイドに忍ばせるカードなのかなと思います。

 

・封じ込める僧侶:△

スニークショー対策であるが、そもそもデスタク自体がスニークショーに対してある程度有利なため、【霊気の薬瓶】との相性の悪さを鑑みると、採用を見送ることもある。【リシャーダの港】のために瞬速である点も、あまり活かされず、採用率は低いが【全知】には無力なため、過信は出来ない。

 

・耳の痛い静寂:〇

最軽量かつエンチャントであるため【王冠泥棒、オーコ】に触られない点が評価され、ほぼサイドボード2枠確定となっている。文句無しのナイスカード。

 

・安らかなる眠り:△→〇へ

数年前までコンボに間に合わない点から採用自体を見送っていた経緯があるが、昨今の青緑デッキ相手には速効性に欠く上、恒久的な墓地リソースを要求するため、場に出ただけで仕事を出来る上、前述の【王冠泥棒、オーコ】に触られないエンチャントである点も評価ポイント。コンボ相手には相変わらず間に合わない可能性が高いので、追加のサイドボードは必須

 

・外科的摘出orフェアリーの忌み者:△

追加の墓地対策。こちらは明確なコンボ対策。ただし、効果範囲が限定的なため、それぞれ一長一短。

 

エーテル宣誓会の法学者:△

自身がアーティファクトである点やコンボデッキの始動パーツがアーティファクトであることなど、何かと向かい風になることが多いカード。ただし、タフネスが2であることから、クロックとしては他の生物に比べてわずかに優秀と言える。

 

・精神壊しの罠:〇

コンボに負けたくなければ採用するべきカード。当たる相手があまりに限定的なため、採用するか悩ましいカードだが、コンボ対策の方針として「ヘイトベアーを出す前に決められてしまう相手」への対策を採用したいという考えであり、それには合っていると言える。【最後の審判】や【スパイ】には有効に働く機会が薄いように思えるため、やはり過信は出来ない。

 

・流刑への道:△

デッキコンセプトから逸脱した追加除去。おそらく【自然の怒りのタイタン、ウーロ】など越えられない生物が多く採用されているデッキ相手に入れていくのだろうが、相応のリスクがあるように思う。採用の背景として、前述のウーロやこのカードで相手のデッキ内から土地を枯らした上で、【大変動】に持っていくのがサイドプランに据えているのでは?と思う。なかなかそう都合よくいくとも思えないが…

 

・太陽の槍:〇

個人的に推しているカード。【リシャーダの港】の都合で、構えること自体が少ない(少なくなければならない)デッキのため、除去がインスタントであることにあまりメリットが無いこのデッキにおいて、ソーサリーであることはあまり問題にならず、多くのデッキに採用されるクリーチャーは「白で無く、タフネスが3以下」なので、この限定的な除去は【剣を鍬に】【流刑への道】にはないメリットを持っていると思っている。

 

 

長くなったので、いったん区切り。採用検討カードや土地について書く予定。